アトピー治したいなら脱ステロイドは絶対にやめたほうがいい。体験談【経過画像あり】

美容・育毛

こんにちは。aiです。

 

アトピーの症状が酷いときが続くと、脱ステ(脱ステロイド)って本当に良くなるのかなと考えたことはないですか?

 

脱ステを行い、アトピーが治った!という方が実際にいるため、脱ステをやればアトピーは治るんじゃないか感じてしまいますよね。

 

実は私も数年前に元々もっていたアトピーが悪化し、脱ステを試したことがありました。

 

しかし、あまりにも辛く壮絶な治療で途中で辞めてしまいました。

 

今思えば、脱ステしなくても良くなる方法はあったのに、どうしてあんな治療に手を出してしまったのか・・・。

今でも後悔してしまいます(泣)

 

アトピーは辛く苦しい思いをしなくても改善する方法はあります。

私自身がアトピーは劇的に良くなったため、自信を持って言えます!

 

今回は、アトピー治療のための脱ステはオススメしない理由や体験談について書いています。

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脱ステロイドを試すきっかけ

30歳になった頃、元々持っていたアトピーがどんどん悪化していき強いステロイド剤を使っても治らなくなっていました。

 

後から母親に聞きましたが、私は生まれて1週間程でアトピーの湿疹が体全体に出て、いわゆる小児アトピーでした。

 

幼い頃からひどいアトピーで両親は毎日薬を塗ったり、皮膚科通いをしなければならず大変だったようです。

 

ステロイド剤の治療により、20代までは人からアトピーだとは気づかれないくらいで、私自身もあまり深刻に考えることはありませんでした。

 

しかし、30歳になった頃から、強い痒みを感じるようになり、体や顔、頭を掻きむしるようになってしまいました。

 

いつも塗っている塗薬をぬれば、痒みはなくなり、赤くなった湿疹もすぐに治っていったのに、まったく治らなくなってしまったのです。

 

『いったい私の肌はどうしてしまったんだろう・・・?なんでこんなにアトピーが治らないの?』

 

今まで薬で落ち着いていたアトピーが治らなくなってしまい、言いようのない不安を感じるようになっていきました。

そこからアトピーを何となするために、色々なことを行いました。

 

■良い皮膚科をネットで見つけ、調べて行ってみる(10か所近い皮膚科を受診)

■漢方薬を飲む

■刺激が少ない保湿剤に変える

■入浴剤を入れる

■水素風呂に入る

 

など、ネットで検索して、アトピーに効く方法を色々と試してみました。

今思えばこの時は、外側からケアすればアトピーが良くなると思っていましたね。

 

もちろん外側のケアも大事ですが、もっとも大事なことが分かっていませんでした。

 

色々試すものの一向によくならず、どうしたらいんだろうと毎日アトピーを治すことをばかりを考えていました。

 

そんなときに、親せきから、脱ステロイドをしてアトピーが良くなった人がいることを聞きました。

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鍼灸院での脱ステ治療

ある鍼灸院でアトピーの治療をメインに行っているところがあり、そこに行けば良くなるということ。

 

その時は、藁にもすがる思いだったので、この辛いアトピーをどうしても治したい!という一心で、その鍼灸院で治療をすることにしました。

 

色々な病院に行って、アトピーが治らなかったので、皮膚科やステロイド治療に対して不信感も感じていたんですよね。

 

『どうしてこんなに通っているにの、アトピーが治せないの・・・?』

 

このとき、アトピーに関する知識もなかったので、こんな考えだったんでよね。

 

アトピー性皮膚炎は遺伝や外的要因など、人によってさまざまな要因があるため、アトピーを完全に治す薬はなく、症状を軽くする対症療法しか今のところないんですよね。

 

このことはずっと後から知ったため、脱ステに挑戦してしまったのです・・・。

脱ステロイドってどういう治療?

まずこの脱ステ・脱ステロイドとはアトピーの治療に使うステロイド剤がアトピーを治らなくしている原因と考え、ステロイドの薬を一気にやめるというもの。

 

わたしは、この脱ステをして壮絶な痛みや痒みを体験し、失敗したので本当にオススメはしませんが、病院に入院し医師の指導の下、行って成功している場合もあるようです。

 

また、子供の小児アトピーに関しても、脱ステや脱保湿をして成功している例があるようですね。

 

もし、脱ステをやってアトピーを良くしたいと考えているのであれば、脱ステロイドの治療をしている実績のある病院を調べてみることが必要になると思います。

 

では、脱ステしていたときの体の状態を見ていきましょう。

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脱ステ 数週間後

こちらが脱ステして2~3週間たったときの写真です。

 

 

 

 

痒くて掻きむしった跡がたくさんあり、真っ赤な湿疹があることが分かると思います。

 

通っていた鍼灸院の先生に経過の写真を撮っておくといいよと言われていたため、脱ステの記録写真を撮っていました。

 

始めた当初は、この脱ステでアトピーが良くなるととても前向きに考えていたので、この湿疹が出てきてもまったく心配はしていませんでした。

 

まだこのときは我慢できる痒みでした。

 

『長年のステロイドの毒が出ているから、湿疹がしばらく続くけど大丈夫だよ。』

と鍼灸院の先生からこのように言われていたため、その言葉を信じ、治療を続けました。

脱ステ 2か月後

しかし、それから2か月くらいたったとき、経験したようなない痒みに襲われ、強い不快感を感じるようになっていきました。

 

 

 

体全体の肌はゾウのような厚くてゴワゴワとして状態になっていきます。この状態を苔癬(たいせん)という呼ぶようです。

 

また、足の表面に湿疹ができることは今までほとんどありませんでしたが、湿疹は体中に広がり湿疹がないところを見つけるほうが難しいという状態にまでなります。

 

ここまでくると、お風呂に入るとひっかいた傷口が痛くて、入れなくなります。

今までそのようなことはありませんでしたが、お風呂に入ることが怖くなるんです。。

 

また、お風呂に入った後は、カサカサした皮膚がお風呂に浮いていて、見た目の気持ち悪さも感じました。

 

そして、この時期から精神的にも辛くなり、夜痒みや痛みで寝れないことが増えてきます。

 

外出時や仕事でもマスクが手放せなくなり、外出するのも怖くなりこの時期は人に会うのも嫌だったのを覚えています。

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脱ステ 5か月後

しかし、

『ここでやめたら、アトピーは絶対に治らない!』

 

と思い、何とか耐えて治療を続けました。

 

そして、5か月程たったあたりは、異常なほどの痒みや痛みから食事量も減り、脱ステにより体重が3㎏も減りました。

中学から体重の変動はほぼなかったため、3㎏減ったことは自分でも驚きでした。

 

辛すぎる状態から朝まで寝れない状態になり、心療内科を受診し、安定剤や睡眠剤を処方され飲むまでになっていました。

 

朝起きると、枕に黄色い浸出液と呼ばれる耳垂れが起きていて、不快感や痛みを感じ、今でも思い出したくない過去ですね。

 

今思えば、何でこんな状態にななるまで続けてしまったんだろう・・・。

と思いますが、脱ステをして、辛い時期を乗り越えれば絶対にアトピーは良くなる!と信じていたんですよね。

 

鍼灸院の先生からも、

『これはステロイドの好転反応だからもう少しでアトピーが治るから』

と励まされていたので、体も心もボロボロの状態でしたが、絶対に続けなくては・・・!と思っていました。

 

この時期から経過写真を撮ることが嫌になり、もう撮ることはやめていました。

というか、写真を撮る気力もなかったんだと思います。

 

地獄のような状況でしたが、

『もう5か月もやったんだから、もう後戻りはできない・・・。』

と感じ辛くても辞めるという選択肢を選ぶことができなかったんですよね。

 

そんなある夜、身の強い痒みと痛みから呼吸が荒くなり、息が苦しくなりました。

その状態のまま家にいることができなくなり、緊急で病院に行きました。

夜間救急受診で脱ステを辞めることを決意

そこで内科の先生に現在アトピーの治療の為に脱ステをしていることを伝え診てもらいましたが、

 

『自分が決めて行っているみたいだから、そこまで強くは言えないけど、ここまで酷くなると体への負担が大きすぎるよ。こんなに弱っていることが続いたらちょっと危険だよ。』

 

と言われ、脱ステの失敗したケースについての説明を受けました。

 

それまで、脱ステすれば、アトピーは治るという話しか聞いていませんでしたが、脱ステによって白内障になったり、社会に復帰できなくなるケースもあることを知りました。

 

そんなこと知らなかった・・・。

先生からの説明で驚きと恐怖を感じましたね。

 

この内科の先生の言葉を聞いて、

『確かに。もうこれ以上この治療を続けることはできないかも。体が危険な状態になるかもしれない。違う病気になる可能性もあるんだ。』

 

と、自分の体の状態にもようやく気付いて、ここで脱ステはやめることにしました。

 

でも、この5か月間、こんなに頑張って耐えたのに、いったい自分がしていたことは、なんだっだんだろうと絶望感と無力感を感じました。

 

また、治療にもけっこうなお金をかけていたので、

『こんなにお金かけたのに、無駄なことをしていたなんて・・・。』

とけっこう落ち込みました。

 

気持ちもどん底でしたが、そこからアトピーに関する正しい知識をつけようと思い、本を読んで勉強を始めました。

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脱ステ辞めて2年後

それから皮膚科通いし、ステロイド治療も再開した結果、2年くらいかかりましたが、現在はアトピーが悪化することはなくなり肌の状態が良劇的に良くなりました。

 

 

掻きむしったことで治すことに時間はかかってしまいましたが、肌の状態はほぼ元の状態に戻りました。

 

しかし、おでこ付近には掻きむしったせいかシワができてしまい、首や背中は色素沈着で他の肌よりも黒ずんでいます(泣)

 

いつかこの箇所はレーザーなどで治したいと思っていますが、中々できていない状態ですね。。

 

脱ステをやめて6年ほどたちますが、アトピーが悪化したことはありません。

 

アトピー改善の正しい知識を持ったことで、肌の状態も良くなり、もともと酷かった花粉症も軽くなりました。

 

アトピーが重症化すると、本当に辛く苦しくて、なった人にしか分からない大変な病気ですが、しい方法をすれば無理にステロイドを抜かなくても、自然に痒みや湿疹が消えていきます。

 

もし、アトピーが辛くて、脱ステロイドをお考えの方は、この記事を踏まえいったんよく考えて、しっかり調べた上で行動するようにしてくださいね。

 

今後、アトピー改善へのための方法について記事を書いていきたいと思います。

アトピーで苦しんでいる方の参考になると幸いです。

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